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Point5  QR電子印

電子文書の完全性を担保する上で、作成した電子文書が原本と同等であること、正しい承認ルートを

経ていること、承認後に改ざんされていないことなどが必要です。

知財創庫は業務プロセスにおける承認ワークフローをシステム化するとともに、アクティブディレクトリ上でアクセス権を付与された職位、担当者固有の承認印をQRコードで生成し、書類に押印する特許技術で電子文書の完全性、証拠性を担保しました。

 

QR電子印は、担当者固有のQRコード及び担当者の職位・氏名をQRコードの外周に記載することにより、通常の印鑑と同じ感覚で利用できます。また、QR電子印で承認された書類下部には書式情報を除く全テキストデータのQRコードを文書情報として付加できますので、印刷後の文書は完全性が保持された証拠性のある文書となります。QR電子印により発行文書も収受文書も、電子原本として完全性を担保することが可能です。

知財創庫

知財創庫のシンボルキャラクター「SAGAS」くん。

創業の地「佐賀」と記録を素早く「探す」から名付けられました。

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ジムコの特許取得技術

【発行国】    日本国特許庁(JP)

【公報種別】   公開特許公報(B2)

【特許番号】   特許第5237893号(P5237893)

【登録日】    平成25年4月5日(2013.4.5)

【発行日】    平成25年7月17日(2013.7.17)

【発明の名称】      文書管理装置及び文書管理方法

 

 電子保存に関しては、真正性(文書の虚偽入力、書き換え、消去及び混同の防止、作成者の識別認証)、見読性(文書データの内容を必要に応じて肉眼で見読可能な状態にでき、また書面に表示できること)及び保存性(法令に定める保存期間内、復元可能な状態で保存できること)の3基準の確保が必要です。

ジムコは、デジタル(電子文書)とアナログ(紙文書)を同等に取り扱うことができれば、文書データの真正性(完全性)が担保し得る点に着眼し、文字データ及び電子署名データを二次元バーコードとして画像データを生成することで真正性を確保する技術を開発しました。

 

ジムコの特許は以下の請求項から成り立っています。

  1. ログイン情報、文書内容、書式情報等に基づき二次元バーコードを生成する技術。

  2. 生成した二次元バーコードを複合する技術。複合した文字と保管している文字データを照合する技術。

  3. シングルサインオンのように他の電子署名データを取得できる技術。

  4. 取得した電子署名データから氏名、名称等を取得できる技術。
    取得した氏名、名称等を二次元バーコードの周囲に
    文書画像データとして生成する技術。

  5. 上記の内容をソフトウェアとして実現する技術。

 

適用範囲

 

  • 電子印として利用

  • ワークフロー、各種書類作成等の真正性確保

  • 他社サービスとの差別化が可能

  • 他システムとの連携

  • シングルサインオン等で、他システムのログイン情報からも二次元バーコードが生成可能

  • 複合、照合等の証明を行う専用プログラムの提供

  • 第三者が紙や電子データの真正性を証明するサービスが実現可能

  • オリジナリティがあるスキャニングサービスが提供可能

  • 監督印、監査印、検証印等、お客様のセキュリティ要求に対応可能

 

本特許は、日本では押印により文書の真正性が発生する商習慣があるため、電子文書においても「印のある文書は真正性がある」ことを前提としています。

  1. QR電子印に人が見てわかる日付、職位情報、氏名を入れることで、印鑑と同様の紙文書の真正性を担保している。

  2. この真正性のある情報を紙に印刷した場合、テキスト情報としてのQRコードも真正である。

  3. 紙のQRコードから得たテキストデータと電子署名を検証することで、原本の真正性を担保する。

  4. 電子データのテキストは、紙をベースにした本特許の仕組みにより正しい文書と言える。

 

紙(印やサインがあるもの)が、原本として認められていることを利用して、印鑑と同等の利便性を持つQR電子印により電子データの長期間の真正性を実現するのが、ジムコの特許です。

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